「硝化細菌」とは?
アンモニア酸化細菌と亜硝酸塩酸化細菌の総称。ろ過バクテリアの一種である独立栄養細菌
「硝化細菌」とは、アンモニアを亜硝酸塩に分解(酸化)させる「アンモニア酸化細菌」と、亜硝酸塩を硝酸塩に分解(酸化)させる「亜硝酸酸化細菌」の総称です。別名「硝化菌」「硝化バクテリア」。また、単に「バクテリア」と呼ばれることもあります。なお、硝化細菌は活動するために酸素を必要とすることから、「好気性バクテリア」「好気性細菌」と呼ばれることもあります。
独立栄養細菌であるこの硝化細菌は従属栄養細菌と同様、アクアリウムにおける重要なろ過バクテリアの一種として知られています。
こうした硝化細菌の働き(アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩)は、「硝化作用」もしくは単に「硝化」と呼ばれています。
なお、ろ過槽内にある濾材や底砂などに付着したろ過バクテリアが十分に増殖し、これによってアンモニアや亜硝酸塩などの有害物質が分解(酸化)できるようになった状態の水槽のことを、アクアリウムでは「立ち上がる」と言います。