アクア用語集

【硝化作用】アンモニアが硝化菌により分解(酸化)されていく過程

「硝化作用」とは?

アンモニアが硝化細菌により亜硝酸塩・硝酸塩へ分解(酸化)されていく過程のこと。水槽内における「生物ろ過」の役割

「硝化作用」とは、アンモニアが硝化細菌により分解(酸化)され、亜硝酸塩や硝酸塩に変化していく過程のことです。単に「硝化」と呼ばれることもあります。また、アクアリウムにおける重要なろ過システムの1つである「生物ろ過」の働きを指し示す言葉としても使われています。

 

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「従属栄養細菌による有機化合物の分解時」や「生体からの排泄」などにより発生したアンモニアは、硝化細菌による硝化作用によって徐々に毒性の低い物質へ分解(酸化)されていきます。この硝化作用は水中だけでなく土壌中においてもごく一般的に行われていますが、硝化細菌の種類はそれぞれの環境において若干異なると言われています。

硝化細菌による硝化作用を水槽内で再現し、飼育水を浄化させていくシステムのことを生物ろ過と言います。生物ろ過は物理ろ過や化学ろ過に並ぶ、アクアリウムにおける重要なろ過システムの1つです。