前回から引き続き、「しんかい6500」のプラモデルを作っていきます。
さてさて、前回は船体前部の組み立てを行っていきましたね。撮影用のカメラや投光器など細かいパーツが多々ありましたが、なんとか組み立て完了。そもそもこんなに沢山のカメラが装着されていることに驚きました。後程この部分には更にマニピュレーター（アーム）を接続していきます。
撮影用カメラや投光器などの細かいパーツ今回はしんかい6500の骨組みに外皮をはめ込んでいきたいと思います。これが完了すればよりぐっと完成形近付きます。先ずは船体上部、丁度ハッチの位置する部位を組み上げていきましょう。
ハッチの位置する船体上部ここにいくつかのパーツと、シールを貼り付けていきます。シールを貼ったこの黄色い部位は、「前方障害物探知ソナー」と言うそうです。字のごとく、そういう意味です。その他にもこの部位には「音響測定装置」や「流向流速計」などが設置されています。どれも深海調査には欠かせない設備のようですね。
組み立て完了。シール貼りが以外に難しいちなみに、ここに空いている穴の中にはプロペラのようなものが付いていますが…どうやらこれは船体の姿勢制御や軌道修正に使われる「スラスター」と呼ばれるものだそうです。スラスターには大きく2種類の物があり、これは左右の動作に関わる「水平スラスター」です。船体中央の両サイドに空いている縦穴にも同じようなものがありますが、これは上下の動作に関わる「垂直スラスター」。どちらも精巧に作られていますね。ただしこちらのプラモデルは「しんかい6500」の旧型ですので、スラスターの数は現在よりも一つ少なくなっています。
水平スラスター
垂直スラスターそして船体後部に推進器を取り付けます。改造前と後では推進器の形が大きく異なり、旧型はこのような一つの推進器を左右に振ることで進路変更をしていました。しかし新型はそれが二つに増え、それぞれのプロペラの回転数に差をつけることで進路変更を行えるように変更されたそうです（推進器固定式）。ちなみに新型のものは、この推進器の近くにもう一カ所水平スラスターが追加されたようですね。
旧型の主推進器推進器を付ける事によってぐんと完成に近づいたような気がします。この時点ですでにもう十分格好いいですが、これからまた外皮を数枚追加していきますね。完成までもう少し！
Before
After新型のものもチラッと見てみましたが…個人的には旧型派。あくまで外見上で、ですけどね。確かに新型の方が性能はいいかもしれませんが…なんかこう…いいじゃない、ずんぐりむっくりゆっくりとで。
次回は最終回。乞うご期待！
