BLOG

【2020/04/20】実食!初めてのツメタガイ

最近ちょっと太り気味になってきました。カシオです!
さて皆様は「ツメタガイ」を食べたことがありますか?地方によっては「ばんちょ貝」とも呼ばれている貝です。スーパーに並ぶことは結構稀なようで、かく言う私も今回初めて出会いました。貝殻だけ見ると、まさに海のエスカルゴ‥‥と言ったところでしょうかね。さて、一体どのようなお味がするのでしょうか。色々調べながら調理していきたいと思います。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食未開の味、いざ実食!

さてそもそもツメタガイとはどういった貝なのか?噂によると、潮干狩りでよく出会う貝らしいです(嫌われ者らしい)。潮干狩り経験がほとんど無い私びっくり。正直アサリよりツメタガイを見つけた時のほうが喜びそうな気がします。見た目はちょとあれですが。色々出ちゃってますし。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食中身ほとんど出てない…?

彼らは主に砂浜に生息しており、アサリ等といった二枚貝を補食しているそうです。その食べ方も面白く、タコのように無理矢理こじ開ける!のではなく、貝に穴を開けて中身だけ食べてしまうそうです。アサリの天敵…なるほど、嫌われるわけです。ちなみに、彼らの産む卵は別名「砂茶碗」と呼ばれているそうです。何故!?…あぁ、写真を見て納得。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食まさにひっくり返った茶碗!

さて、とにもかくにも調理開始!まずは手始めに塩茹でしていきます。身は火を通しすぎると硬くなってしまうそうなので、2~3分程にしておきました。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食加熱しすぎると硬くなるため注意

茹で上がったものをザルに取り出し、しばし流水。そして次に中身を取り出しますが…なんて出しやすいのでしょう!身がかなりしっかりしているからですかね?物凄く簡単に出る。しかし竹串からも伝わる硬さ…そこまで火は通していないはずなんですがね。内臓は怖いので今回は切り捨てます。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食ぎゅっとした身は出しやすい

匂いはまだかなりの磯臭。塩茹で時間が短すぎたのか?不安なので身の状態で塩揉みし、よく洗います。そうしたらこれを薄くスライスしていきます。物凄くしっかりとした身なので、かなり薄めに切らなければ顎が壊れそう。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食物凄く硬そう。なるべく薄く!

お皿に盛り付けて完成。盛り付けセンスの無さには触れないように。さて、一体どんな味がするのでしょうか。無難に醤油とわさびで頂きます。

ツメタガイ ばんちゃ貝 実食クセのある味わいとガリゴリ食感

では一口…な、なんというコリコリ食感!いや…ガリゴリッ?個人的には大好きな食感。つぶ貝とサザエを足したような感じです。味はちょっとクセがありますが、個人的には割りと好き。しかし、これは好き嫌いが別れるかもしれませんね。

結果、ツメタガイめっちゃ美味しい。今度は煮付けに挑戦してみたいですね。肝も生かして!見つけた際には是非一度ご賞味あれ。