こちらでは、「タコ飼育水槽」の立ち上げにおすすめな機材・用品等を一挙にご紹介していきます。これらのアイテムはテナガタコの飼育を始める際に、私が実際に購入・準備したものです。飼育するタコの種類によっては、必要機材や水槽サイズ等が多少異なります。あくまで小型タコ飼育アイテムの一例としてご認識下さい。
CONTENTS
- タコ飼育用機材・用品
- 30㎝キューブ水槽にて飼育。ろ過槽には底面式フィルターを採用
- バケツ(アクアシステム コック付きバケツ)
- 人工海水の素(レッドシーソルト)
- 比重計(レッドシー シーウォーターリフレクトメーター)
- 水槽(コトブキ クリスタルキューブ300)
- バックスクリーン アルティ30(ジェットブラック)+フィルム貼り道具セット
- 水槽のフタ(メッシュ付木枠セット)
- ろ過槽(GEX コーナーパワーフィルター・GEX マルチベースフィルター)
- ろ材(GEX コーナーパワーフィルターF1/F2共通活性炭カートリッジ)
- 底砂(アラゴナイトサンド)
- 水温計(GEX クリスタル水槽計)
- ヒーター(エヴァリス マイクロセーフパワーヒーター CV100)
- サーモスタット(エヴァリス EVサーモスタット 300-RD)
- 水槽用クーラー
- 冷却ファン
- ライト(エーハイム LEDライト ブルー2 BBB)
- シェルター(ライブロック)
- エサ
- 30㎝キューブ水槽にて飼育。ろ過槽には底面式フィルターを採用
タコ飼育用機材・用品
30㎝キューブ水槽にて飼育。ろ過槽には底面式フィルターを採用
今回飼育を行うのは、テナガダコと呼ばれる小型のタコです。30㎝のキューブ水槽を使用し、ろ過槽には底面式フィルター(+水中フィルター)を採用しました。季節的に、ヒーター・サーモスタットや水槽用クーラー、冷却ファンなどは準備こそしたものの、使用してはいません。
これらのアイテムはあくまで飼育の一例(テナガダコ)として準備したものです。飼育するタコの種類によっては適さない場合もございます。ご注意下さい。
- 生体
- バケツ
- 人工海水の素
- 比重計
- 水槽
- バックスクリーン
- 水槽のフタ
- ろ過槽
- ろ材
- 底砂
- 水温計
- ヒーター
- サーモスタット
- 水槽用クーラー
- 冷却ファン
- ライト(照明)
- シェルター(隠れ家)
- エサ
バケツ(アクアシステム コック付きバケツ)
出てくる水の量を調節できる便利なコックが付いたバケツ。水槽の縁に固定できる溝も付いているので、水足しが楽になります。
今回は水槽を置いた棚の上部にスペースがなかったため、動画内では使用しませんでした。
人工海水の素(レッドシーソルト)
RedSea(レッドシー)から発売されている、紅海の天然海水を使用してつくられた最高品質の人工海水。水に溶けやすく、微量元素もバランス良く含んでいます。空き容器はバケツとして使用できるのでとっておきましょう。
比重計(レッドシー シーウォーターリフレクトメーター)
RedSea(レッドシー)がおくる、自動温度補正機能(ATC)付きの高精度屈折比重計。本品は海水専用に調整されているため、一般的な塩分濃度屈折計よりもさらに正確な値を求めることが出来ます。同社の人工海水「レッドシーソルト」との相性も抜群!
水槽(コトブキ クリスタルキューブ300)
ガラス製の30cmキューブ水槽。小型のタコでしたらこのサイズでも飼育することは可能です。しかし、水槽が小さい(水量が少ない)とその分水質悪化のスピードは速くなってしまうのでご注意下さい。
バックスクリーン アルティ30(ジェットブラック)+フィルム貼り道具セット
「アルティシリーズ」の黒色バックスクリーン(35×50㎝)と、便利なフィルム貼り道具一式がセットになったアイテム。バックスクリーンを貼るか貼らないかは、半分個人の好みにもよります。しかし、これを貼ることによって水槽背面の壁やコード、配管が目立ちにくなるというだけでなく、明るさや視線を気にするシビアな生物にとっては、ストレス減少効果も期待できるでしょう。ちなみに、バックスクリーン貼付済みタイプの水槽も存在します。「バックスクリーンを綺麗に貼り付けられる自信がない!面倒だ!」という方にもおすすめです。
[icon name=”arrow-circle-down” class=”” unprefixed_class=””]バックスクリーン貼付済みキューブ水槽(ジェットブラック)
水槽のフタ(メッシュ付木枠セット)
30cm水槽用のメッシュ付木枠。30cmキューブ水槽にぴったりとはまり、見映えも良くなります。しかしその反面、通気性が良いため、通常タイプのフタの効果は一部望めません(飼育水の蒸発防止・保温等)。ですがメッシュの幅に合わせたアクリル板などを重ねることにより、改善することは可能です。 メッシュはハサミ等で簡単にカットできるため、エアーチューブやコンセントを通したい場合(ろ過槽やヒーター設置時等)には便利です。最低限必要なスペース分だけ切り込みを入れ使用しましょう。
底砂を隠す水槽下部用木枠がセットになっていますが、今回は使用しませんでした。
ろ過槽(GEX コーナーパワーフィルター・GEX マルチベースフィルター)
今回ろ過槽に採用したのは、GEXの水中フィルター「コーナーパワーフィルター1」と、同社の底面式フィルター「マルチベースフィルターS」です。このマルチベースフィルターは本来、エアーポンプに接続することで初めてろ過槽として機能するようになります。しかし付属のジョイントパーツを使用すれば、水中フィルターや上部式フィルター、外部式フィルターなどといった他の様式のフィルターとも接続が可能になり、そのろ過能力は飛躍的に上がります。今回はフタの加工を最低限にするため、コンセントの穴だけ確保するだけで済む水中フィルターと連結させました。
[icon name=”arrow-circle-down” class=”” unprefixed_class=””]水中フィルター
[icon name=”arrow-circle-down” class=”” unprefixed_class=””]底面式フィルター
ろ材(GEX コーナーパワーフィルターF1/F2共通活性炭カートリッジ)
GEXの「コーナーパワーフィルター1・2」に併用して使える活性炭カートリッジ。活性炭はアンモニアや亜硝酸塩、硝酸などといった有害物質を吸着することはありませんが、黄ばみを抑え、透明感のある飼育水をつくり出すことができます。また活性炭は多孔質であるため、バクテリアが住み着けばろ材として機能するかもしれません。しかしこれはあくまでサブ的な働きですので、本来の使用期間を守り定期的に交換をしたほうがよいでしょう。
本水槽におけるろ材のメインである「アラゴナイトサンド」については、以下⑨の「底砂」にてご紹介しています。
底砂(アラゴナイトサンド)
サンゴ砂と同様、海水魚飼育において広く一般的に使用されている粒の粗い底砂。底面式フィルターを使用している場合、このような底砂がろ材替わりとなります。 底面式フィルターは通常、バクテリアの付いた底砂の下から水を引き込むことでろ過を行っています。そのため、あまりにも細かい砂を使用したり厚く敷きすぎたりしてしまうと、水が砂を通過出来ず、ろ過として機能しなくなってしまいます。
水温計(GEX クリスタル水槽計)
GEX(ジェックス)から発売されている、水槽内でも目立ちにくいスリムタイプのアナログ式水温計。水槽自体が水温表示の液体(白灯油)には様々なカラーバリエーションがあります。
ヒーター(エヴァリス マイクロセーフパワーヒーター CV100)
EVERES(エヴァリス)から発売されている、水量20~40L以下の小型水槽向けサーモスタット接続用共通交換ヒーター(101W)。サーモスタットに接続して使用するタイプの単体ヒーターです。通電ランプ搭載・空焚き防止ヒューズ内蔵・さらには自己消火性樹脂カバーも装備している、安全安心仕様となっています。
サーモスタット(エヴァリス EVサーモスタット 300-RD)
EVERES(エヴァリス)の観賞魚ヒーター用サーモスタット。ヒーター(1~310Wまで)を接続してご使用下さい。制御温度の範囲は15~35℃です。センサーが空気中に露出すると自動的にヒーターの電源をオフにする安心安全仕様。
水槽用クーラー
冷却ファン
ライト(エーハイム LEDライト ブルー2 BBB)
EHEIM(エーハイム)から発売されている、小型~中型水槽に最適な雰囲気の良いスタイリッシュデザインの本格派LED(BBB)照明。ブルー系の光りで、サンゴやイソギンチャクを始めとした渇虫藻を持つ無脊椎動物の健全な育成を促進します。設置は簡単なうえ、光源は上下左右に移動出来るためとても扱いやすくなっています。
シェルター(ライブロック)
ライブロック(Live rock)とは、主にサンゴの死骸の表層に様々な生物が定着した状態のものを指します。ろ材と同様バクテリアの住処となって水を浄化してくれたり、生物のシェルター(隠れ家)としても働きます。タコは夜行性のため、昼間はこうした物陰に隠れて過ごしています。落ち着かせてあげるためにも、水槽内には複数個投入してあげましょう。
エサ