お部屋をおしゃれに演出する、「インテリア水槽(インテリア・アクアリウム)」。現在多くの類似商品が市場に出回っていますが、今回こちらでご紹介するのはその中でも特に人気の高い「手間のかからない偽物(人工)生物」タイプのインテリア水槽です。
個人的おすすめアイテム10選の発表はもちろん、本水槽の魅力紹介や手入れ・メンテナンス方法の説明、また生体飼育との違い(メリット・デメリット)についても詳しく解説していきます。
独創的で画期的、なおかつおしゃれな水槽が続々登場し始めている近年、自宅に水槽を置き始めた方も増えてきているそうです。しかしいくら良い機材があったとしても、「生物を飼育する」という上では手を抜くことが出来ない作業も多々あります。水温維持、水換え、餌やり、掃除…挙げ始めればきりがありませんね。水槽はハードルが高いと思われるのも致し方ないのかもしれません。
そんな、「水槽は欲しいけど魚は手間がかかりそうだから嫌!」という方にうってつけなのがこちらのアイテム。餌やりも水温も気にする必要がなく、掃除や水換えさえもほとんど必要がない水槽、偽物(人工)の生物が泳ぐタイプの小型インテリア水槽です。
偽物(人工)生物のインテリア水槽の魅力
癒しを生み出すのは水自体?偽物(人工)生物でも癒しは十分に感じられる
水槽で優雅に游ぐ魚を見ていると、何だか心が癒されますね。しかし、その癒しは別に「魚」だけがもたらしているわけではありません。もしコケ(藻類)だらけの汚い水槽に同じ魚が入っていたとしても、果たして同様に癒されていたでしょうか?いえ、それは難しいと思います。透き通った水、クリアで美しい水槽、清らかな水の音、照明…それら全てが合わさった「水のある世界」自体が、我々に癒しをもたらしてくれるのでしょう。
しかし、水だけの水槽というのも華がないかもしれません。その点はやはり生物を入れた方が確実です。ですが、「生き物は手間がかかるのは嫌だ!」という方も多くいらっしゃるかと思います。そんな方々におすすめなのが、この「偽物(人工)生物」を使ったインテリア水槽です。
餌もいらない、水温も水質も気にする必要がない、生物の寿命もない。もちろん劣化による寿命はありますが、それでも一般的な水生生物を飼育するよりも遥かに長く付き合えることでしょう。しかしやはり、動き・形・色彩…どれをとっても、生き物のリアルさには敵いません。ですが、近年の様々な技術発達からより精密で精巧な偽物(人工)生物が数多く登場するようになってきました。今後の進化にも期待できそうですね。
手入れ・メンテナンス方法
長く付き合うために、時々水換えをしてあげよう!
本物の生物ではないため、餌やりは必要ありません。ということはつまり水質も悪化しにくいわけです。しかし、だからといって水換えが全く不要だというわけでもありません。何もしなくとも、水は徐々に劣化していきます。日光が良く当たる場所ではコケ(藻類)が生えてしまう恐れもあるでしょう。生体が入った水槽ほどではありませんが、定期的なメンテナンスは必要です。
長期間使用していると、水中にネバネバとした膜が現れることがあります。これは一説によると空気中に存在しているバクテリアが水中に移ったものであるとされていますが、何にせよこのネバネバが非常に厄介。水槽の美しさを損なう上、偽物(人工)生物に付着すると、動きが悪くなってしまうなどの症状が起こる可能性もあります。そのためにも水は定期的に全換水し、偽物(人工)生物は食器用洗剤等で優しく磨いてあげて下さい。水槽の水にも2~3滴滴下しましょう。これだけでも商品の寿命を長らえさせることができます。水換え頻度は水槽の使用頻度にもよりますが、夏場など水温が高くなってしまう時期には1月に1度を目安に行って下さい。もちろん生物が入っているわけではありませんので、使用する水は水道水だけで大丈夫(カルキも抜かず)です。
また偽物(人工)生物に気泡が付いたままだと正常に動いてくれない可能性があります。もし気泡が付いてしまった場合には、割りばしなどで軽く突き取り除いて下さい。
[icon name=”hand-o-right” class=”” unprefixed_class=””] POINT!
- 生体が入っていなくとも水は汚れるため、水換えは定期的に。
- 空気中のバクテリアが水に移り、粘液を出すことも。偽物(人工)生物の動きが悪くなるため注意。
- 初期可動時や水換え後などは、水に食器用洗剤を数滴滴下する。
- 偽物(人工)生物に気泡が付くと正常に動かなくなることもあるため、棒などで突き取り除く。
生体飼育との違い
偽物(人工)生物のメリット・デメリットは?
それではここで具体的に、生物を飼育する場合と偽物(人工)の生物を飼育する場合の違いについて、箇条書きにてご説明していきたいと思います。生物の動きはやはり本物の方が圧倒的にリアルです。これは間違いありません。しかし、この偽物(人工)タイプにしかない魅力があるというのもまた事実。こればかりは個人の好み次第ですね。目的に合ったものを選択しましょう。
<メリット>
寿命が長い(製品の経年劣化はある)。
手間がほとんどかからない。
照明による生体へのストレスを考慮する必要が無い。
価格が安い(維持費含め)。
<デメリット>
生体と比べると、やはり見劣りする(色彩・動き等)。
愛着がわきにくい。
商品価格による差が激しい(高価な物はよりリアルに)。
ここで着目して頂きたいのは、「照明」についてです。やはり水槽には光が付き物。ゆらゆらと揺れる水面に反射した光は実に幻想的で美しいですね。是非とも夜寝ている間も点けていたい…。しかしこれを一般的な水槽で行ってしまうと、どうしても生体へストレスがかかってしまいます。ですがこの偽物(人工)生物であればそのような心配をすることはありません。これは実に大きなメリットです。
個人的おすすめアイテム10選!
魚?クラゲ?進化したインテリアアクアリムの世界
さてそれではようやくここから本題。私が個人的におすすめする「偽物(人工)生物のインテリア水槽10選」を発表致します。毎年進化したインテリア水槽が続々と登場している中、「これは面白い!」と思ったアイテムのみを厳選してご紹介させて頂きます。中にはやや高額なものもありますが、値段が上がればそれだけ質も上がるということです。長く付き合うものだからこそ、少しこだわりを持って選んでみるのも良いかもしれませんね。
①アクアチューブ クラゲ(イシグロ)
インテリア・アクアリウムの超有名メーカー「イシグロ」。その中でも一番知られているのがこのクラゲタイプのものになります。LED(赤・青・緑)が幻想的なクラゲを美しく照らし、なんとも言えない癒し空間を演出することができます。サイズは大と小の2種類。本体カラーもブラックとホワイトから選べます。電源は単3電池3本、もしくは家庭用コンセントを使用。
②ミニアクアリウム イカ(イシグロ)
こちらも同じく、「イシグロ」の商品です。今まで「魚」や「クラゲ」などの商品はよく見かけていましたが…まさか「イカ」まで出ていたとは。驚きです。しかし、イカ独特の半透明な体を表現できておりなかなか面白そうですね。こちらもLEDはもちろん内蔵。単3電池3本あるいは家庭用コンセントを使用して稼働させることが出来ます。
③イルミニウム クラゲ付きミニ水族館
こちらのアイテムの最大の特徴は、「循環ポンプが内蔵されている」ということ。実際に水が流れる音がするため、その癒し効果は絶大です。その他自動シャットダウン機能やLEDイルミネーション機能も搭載されており、まさしく「最新のインテリア・アクアリウム」と言ったところでしょうか?USBもしくは単3電池3本を使用して稼働させることができます。クラゲ3体付き。
④ミニアクアリウム クマノミ(イシグロ)
「イシグロ」の商品であるミニアクアリウム。こちらはその「クマノミ」タイプのものになります。海水魚で一番の知名度を誇る人気の魚と言えば…やはりクマノミでしょうね。3匹の魚がLEDに照らされゆらゆらと泳ぐ、まさしく定番のアイテムです。家庭用コンセントもしくは単3電池3本を使用することで可動させることができます。
⑤アクアリウム クリオネ(イシグロ)
こちらも「イシグロ」の商品。癒し効果抜群の生物「クリオネ」が登場です。実際にクリオネを飼育したいと思っても、そう簡単にはいきません。水温をかなり低くしなければいけない上、そもそも市場に出回ることがほとんどありませんからね。そんな人にはこちらがおすすめです。単3電池3本もしくは家庭用コンセントにより可動させることができます。もちろんLED内蔵。
⑥アクアリウム クラゲ スクエアー ブルー
こちらの商品は他の水槽と少し形が違いますね。クラゲのデザインもやや変わっています。黄色い模様がまた美しい。LED照明はブルーのみとなっていますが…クラゲにはやっぱり青い照明が一番合いますね。自動電源OFF機能付き。
⑦アクアリウム 海の仲間たち(イシグロ)
「イシグロ」で再現された海の仲間たちが大集結!(クラゲ・イカ・クマノミ・クリオネ)随分と贅沢で騒がしい水槽になりそうですね。赤・青・緑のLEDライトがなんと24カ所も!迫力満点の一品です。本体カラーはブラックとフロストから選ぶことが出来ます。
⑧アクアリウム ミニクラゲ スクエア(イシグロ)
「イシグロ」から発売されているミニクラゲのアクアリウム水槽。こうした類の商品は円柱タイプのものが多いですが、このような薄型タイプもおしゃれでいいですね。ブルーのLED照明がクラゲを美しく照らしだしてくれます。自動電源OFF機能付き。
⑨卓上水族館 シースルーアクア
水循環ポンプ内臓の卓上インテリア水槽。アラームクロック、液晶カレンダー、温度計、ペン立て、隠し収納が完備されている上、6灯のLEDが自動変色するというすぐれもの。これだけでも嬉しいですが、なんとさらにBGM(鳥の鳴き声&水の音)まで搭載!癒し効果抜群のアイテムです。石と水草(造花)付属。単3電池4本もしくはUSB電源により可動させることができます。
本製品に偽物(人工)生物は部属しておりません。また、水循環器ポンプは「ろ過槽」ではありませんので、予めご了承下さい。
⑩浮遊体アート(人造クラゲ)
最先端の人造クラゲ水槽。非常に柔らかいプラスチックで構成されており、水中での動きはまるで本物のクラゲのよう!?このクラゲに用いられている素材はなんと「人工筋肉」の開発途中に発見されたものだそうです。なるほど、確かにこれは「人工」ではなく、「人造」と言うべきですね。電球をブラックライトに変えることで、また違った雰囲気を味わうこともできます。ちなみにこの人造クラゲはハンドメイド作品です。世の中に同じものは二つとありません。